技術2026年9月4日(金)RSA-260が35年ぶりに素因数分解されたので計算方法を調べた1991年のRSA素因数分解チャレンジで残っていた862ビットのRSA-260が2026年9月3日に分解された。投稿された130桁の素因数をM4 Mac miniのPythonで検算し、計算方法が未公表の現状、広まった「7ヶ月手作業」という話の元、前記録RSA-250の2700コア年から一般数体篩で見積もった規模、RSA-1024とRSA-2048の場合の数字をまとめた。数学暗号化セキュリティ
技術2026年9月3日(木)LZ実験の暗黒物質らしき1事象に一晩で解釈論文が5本出たLZ実験が9月1日に天童のTeVPA 2026で報告した248 keVの原子核反跳1事象は、既知の背景で説明できる確率0.5%の大域2.6σで発見基準の5σには遠い。翌朝までにarXivへ出た解釈論文5本のうち3本が約1 TeVのヒッグシーノに集中した理由と、LZ側が検討した背景候補を論文本文から整理した。論文物理素粒子
技術2026年9月3日(木)経路積分の2つの仮説が光子で検証されたので高校物理で説明してみた華南師範大学のグループがScience Advancesで、単一光子の測定から141万9857経路の確率振幅を復元して、経路積分の前提になっている2つの仮説を初めて直接検証した。経路積分を扱ったことがない自分向けに、エネルギー保存則と二重スリットから「矢印の足し算」で仮説IとIIを組み立て直し、忠実度94%台とばらつき17.4%という数字の読み方まで書いた。論文物理
技術2026年9月2日(水)GPT-OSSの隠れ状態を記号構造の式に差し替えても答えがほぼ同じだった論文McCoy、Soulos、Linzen、SmolenskyのarXiv論文は、GPT-OSSの全層・全入力トークンの隠れ状態をテンソル積表現という閉じた式で作り直し、算術・論理・コード・言語の6タスクで本体の答えがほぼ変わらないことを示した。7つのLLMのピリオド位置の実験、役割を書き換える介入の成功率、足し算だけの解釈と何が違うのかを確かめた。AILLMOpenAI論文解釈可能性
技術2026年9月1日(火)「LLMに感情や自我の自覚を与えると性能が出る」と紹介された論文を読んでみたarXivのLarge Emotional World Modelは、動画に映る人物の感情を7クラスのラベルとして予測し、それを条件にして次の状態を予測する。要旨の45.72%や6.10%がどのベンチマークのどの比較から出た数字なのか、データセットの効果と感情機構の効果を分けて調べた。AILLM論文マルチモーダル
技術2026年8月31日(月)cohttpの修正PR公開から10分で攻撃プローブ、エンバーゴが機能しないOCamlのcohttpでパストラバーサル修正のPRを公開した約10分後、同じパターンのプローブがメンテナのサーバーへ届いた。悪用までの平均時間がマイナス7日まで落ちたM-Trendsの数字、AI由来の悪用は増えていないとするVulnCheckのデータ、メンテナ側の容量を論じたbugonomicsの論文を突き合わせた。セキュリティ脆弱性OSSAIエージェントCVEProject GlasswingAnthropic
技術2026年8月30日(日)月の基準時刻を決める決議案Dが10月のCGPMで採決される第28回CGPMにかかる決議案Dは、月の基準時刻系を1つに絞るよう求め、定数倍しないTCLでも科学の要求は満たせると注記する。うるう秒廃止の決議案Cと同じ総会だ。1日56マイクロ秒と58.7マイクロ秒がどちらも正しい理由まで一次資料で追った。宇宙NASA
技術2026年8月29日(土)AnthropicがAIエージェントに実験装置を操作させる規格MHSを限定公開顕微鏡や分注ロボットをエージェントが直接動かす共通ドライバー規格MHS。MCPとの役割分担、readやwriteといった基本命令、レーザー再ロックが58%から99.3%になったQuEraの数字まで、一次情報から整理した。MCPAnthropicClaudeAIAIエージェント
技術2026年8月28日(金)125BのQwen3.8-Flash-NextをEVO-X2のROCmで動かす前回のM1 Max検証と同じGGUFを、EVO-X2(Ryzen AI Max+ 395 / gfx1151)のWindows + ROCmで動かした。未マージPRの自前ビルドでは最初の計算で落ち、マージ後の公式Windows ROCmバイナリで通った。詰まりの原因、コンテキスト長が128Kで頭打ちになる理由、6万トークン超を投げたときの3モデル比較まで。LLMローカルLLMQwenllama.cppAMDROCm実験
技術2026年8月27日(木)Qwenのクマにしか見えないカピバラ、いつからいるのか調べたHugging FaceのQwenモデルカードやブログに出てくる白Tシャツの動物はクマではなくカピバラで、公式マスコットだった。X投稿、公式ブログ31本、Hugging Faceの464リポジトリ、GitHubのコミットを日付順に照合し、2024年10月のX発表から2025年1月末の春節向けバナー、2026年のQwen Code Desktopのペットまで、どこに出てどこに出ないかを年表にした。QwenAIHuggingFaceGitHubAnthropic
技術2026年8月27日(木)更新Codexが suspended (tty input) で止まる原因をMac miniで調べたM4 Mac miniのCodex 0.150.1で、stdioのMCPサーバを起動するとzshがSIGTTINでCodexを停止させる。shellツールでは直っていてMCPだけ残っている端末の切り離しの差と、止まったCodexが残したコンテナのリークまで実機で切り分けた。CodexOpenAIMCPmacOSDockerTerminal実験
技術2026年8月27日(木)更新125BのQwen3.8-Flash-NextをM1 Max 64GBで動かせるか8月26日公開のQwen3.8-Flash-Next(125B MoE + 51B N-gram埋め込み)をM1 Max 64GBで動かした。N-gram表を専用シャードに分けたAtomicChatのM64版GGUF 85GBと、未マージのllama.cpp PR #27742の自前ビルドで、wired上限の設定を変えずにpp512 182 tok/s、tg128 17.6 tok/s。思考xhighの暴走、BBS生成の1行バグ、NSFW拒否の境目、VLMのOCRまで。LLMローカルLLMQwenllama.cppApple Silicon実験