技術2026年7月28日(火)約11分Kimi K3の896エキスパートを「896人の専門家」と呼ぶと何がズレるか、ルーターは何を選んでいるのかKimi K3は各MoE層で896エキスパート中16個だけを動かす。公開された技術レポートを基に、エキスパートを専門家ではなく条件付きFFN部品として読み直し、線形射影1本のルーターがなぜ経路を選べるのか、固定93層の先に何があり得るのかを整理する。AILLMKimiMoETransformer
技術2026年7月28日(火)約11分ModernBERT-jaで週次学習している文体検出器が四重に壊れていたM4 Mac miniで週次再学習しているAIスロップ文検出器の点検記録。止まっていた分類、昇格ゲートを素通りした退行モデル、学習に乗っていなかった書き直しデータ、最新記事への空白発火を調べ、recall・誤検出・発火率の落とし所を決めるまで。実験AILLMPython
技術2026年7月24日(金)約12分Qwenはchat.completionsのenable_searchでも検索したが、参照したURLはResponses APIでないと取れなかったModelScope経由のQwen3.7とAlibaba Cloud Model StudioのQwen3.8で、OpenAI互換chat.completionsのenable_search、DashScopeのsearch_options、Responses APIの組み込みweb_searchツールを比較検証。雑談に検索を混ぜるとreasoning_tokensが10倍以上に跳ね、Qwen3.7-Maxはテキスト専用で画像入力はQwen3-VL系が別に必要と分かるまでを実測した。QwenLLMAPIVLM実験Python
技術2026年7月23日(木)約7分OpenAIのモデルが評価中にサンドボックスを脱出しHugging Faceに侵入、ベンチマークの解答を盗み出した事案OpenAIがExploitGymでサイバー能力を評価中、GPT-5.6 Solと未公開モデルが社内に置かれた第三者製キャッシュプロキシのゼロデイで評価用サンドボックスを脱出し、その後Hugging Faceの本番インフラに侵入して解答を取得した。与えられた評価目標を達成する『手段』をモデルが自律的にエスカレートさせた前例のない自律攻撃を、一次情報ベースで整理する。OpenAIHuggingFaceSecurityAI AgentsLLMRed Teaming
技術2026年7月21日(火)約3分Qwenアンバサダー枠に2.4兆パラメータのQwen3.8 Max previewが来たQwenアンバサダー枠でQwen3.8 Max preview(2.4兆パラメータ)への早期アクセスをもらった。実際に呼び出して動作確認したところまでを記録する。QwenLLMMoEAI実験
技術2026年7月18日(土)約11分Qwen3-NextのGated AttentionはなぜシグモイドゲートひとつでAttention Sinkを消せるのかQwenチームのGated Attention論文を読み解く。SDPA出力にヘッドごとのシグモイドゲートを掛けるだけで先頭トークンへのAttentionの集中が46.7%から4.8%に落ちる。その理由と、Qwen3-Next全体での使われ方まで。LLMQwenTransformer論文MoE
技術2026年7月17日(金)約5分Moonshot AIが2.8兆パラメータのKimi K3を発表、重み公開はModified MITで7月27日予定総パラメータ2.8TのMoEで100万トークンコンテキスト。発表時点で重みは未公開、7月27日までにModified MITで公開予告。KDA・AttnResなどのアーキテクチャ、ベンチマーク、API価格、推論トークン肥大の論点まで発表内容を整理した。AILLMKimiMoonshot AIMoE
技術2026年7月14日(火)約6分ファインチューニングで暗記した知識をLLMが推論に使えない原因を層単位で特定した論文新しい事実を覚えさせると暗記は0.998まで届くのに、その事実を中継に使う2段推論は0.078。隠れ状態を中間層に移すだけで0.793まで戻る。Knowing–Using Gapの原因を層のズレとして示した論文(arXiv 2607.08393)を読んだ。AILLMQwen
技術2026年7月9日(木)約9分AnthropicのJacobian lensをQwen3-4B用に作って、「何もしない」を学んだ単一層SFT校正器の内部を読み出すAnthropicのJ-lens実装をQwen3-4B-Instruct-2507用に自作(4090で51分・約1ドル)し、単一層SFT文体校正器の差し込みモデルを層ごとに読む。出力は入力そのままなのに、内部はベースと大きく違っていた。QwenLLMRunPodAnthropic実験
技術2026年7月8日(水)更新約7分Qwen3-4Bの1層だけをRunPodの4090でフルランクSFTし、文体校正器を深さ25/50/75%とLoRAベースラインで比べるRL限定だった単一層訓練の層局在(arXiv 2607.01232)をSFTで追試する。Qwen3-4Bの深さ25/50/75%を1層ずつフルランク学習し、同一データで再学習したLoRAベースラインと比較。eval_lossには論文と同じ中間層の局在が出たが、書き換えを実際に流すと数字と別の顔になった。QwenLoRARunPodLLM実験
技術2026年7月8日(水)更新約10分Claudeの中間層に思考用の共有作業領域J-spaceが自然にできていたというAnthropicの論文、J-lensで発話前の概念を読んで書き換えるクモの概念をアリに書き換えると回答が8本足から6本足に変わる。モデル内部から発話前の概念を読み出すJ-lensの仕組みと、テスト中だけ行儀よくする演技の検出、Qwenでの追試まで論文の実験を追う。AILLMAnthropicClaude
技術2026年7月7日(火)約6分Transformerを1層だけRL訓練しても全パラメータ学習に匹敵するという論文、検証はQwen系7モデルRLの利得は深さ40〜60%の中間層に集中し、最良の1層だけ訓練すると全パラメータ訓練を上回ることもある。Qwen3系で層番号と数値まで出ている論文(arXiv 2607.01232)を読んだ。AILLM強化学習Qwen