技術
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Blender MCP でAIが3Dモデリングを自動化する
Claude AIに「立方体の上に球を置いて」と言うだけで、Blenderが勝手に3Dシーンを作ってくれる。そんな未来がもう来ている。
BlenderMCP は、Model Context Protocol(MCP)を通じてClaudeとBlenderを接続するツール。Claudeが直接Blenderを操作できるようになる。
BlenderMCPで何ができるか
- 3Dオブジェクトの作成・編集・削除
- マテリアルや色の適用
- シーン情報の取得
- Blender内でPythonコード実行
- Poly Havenからアセット自動ダウンロード
- Hyper3D Rodinを使ったAI生成3Dモデル
- ビューポートのスクリーンショット撮影
要するに、Blenderでできることの大半をClaudeに指示できる。
必要な環境
- Blender 3.0 以上
- Python 3.10 以上
- uv(Pythonパッケージマネージャー)
セットアップ手順
1. Blenderアドオンのインストール
- BlenderMCPリポジトリから
addon.pyをダウンロード - Blenderを開く → Edit → Preferences → Add-ons
- Install… をクリックして
addon.pyを選択 - “BlenderMCP” にチェックを入れて有効化
2. MCP設定
Claude Code(VS Code)の場合
プロジェクトルートに .mcp.json を作成:
{
"mcpServers": {
"blender": {
"command": "uvx",
"args": ["blender-mcp"]
}
}
}
Claude Desktopの場合
claude_desktop_config.json に以下を追加:
{
"mcpServers": {
"blender": {
"command": "uvx",
"args": ["blender-mcp"]
}
}
}
3. 接続開始
- Blenderの3Dビューでサイドバーを開く(Nキー)
- 「BlenderMCP」タブを選択
- 「Start Server」をクリック
- Claudeを起動して接続確認
基本的な使い方
接続が完了したら、Claudeに自然言語で指示するだけ。
例:
- 「赤い立方体を作って」
- 「立方体の上に青い球を配置して」
- 「シーンにライトを追加して」
- 「現在のビューポートを見せて」
Claudeがシーンを確認しながら作業するので、フィードバックループが回せる。
画像から3Dモデルを生成する(Hyper3D Rodin)
BlenderMCPはHyper3D Rodinと連携していて、画像から3Dモデルを生成できる。キャラクターイラストを3D化したい場合に使える。
使い方
画像のパスまたはURLを指定して、Claudeに指示する:
この画像のキャラクターを3Dモデルにして
/path/to/character.png
入力形式
- ローカルファイル: 絶対パスで指定
- URL: 画像URLを直接指定
- 画像1枚 + テキストプロンプトで生成
制限事項
- 「単一アイテム」向け(複雑なシーンは苦手)
- フリートライアルは1日あたりの生成数制限あり
- 生成後にスケール調整が必要な場合がある
- 複雑なポーズや細かいディテールは品質が下がる可能性
シンプルなキャラクターイラストなら3D化できる。複雑な構図は試してみないとわからない。
その他の活用例
シンプルな3Dシーン作成
「テーブルの上にコーヒーカップを置いたシーンを作って」
参考画像からの再現
画像を渡して「この雰囲気をBlenderで再現して」
プロシージャルな生成
「10個のランダムな位置に球を配置して、それぞれ違う色にして」
トラブルシューティング
接続できない場合
- Blender側でサーバーが起動しているか確認
- MCPの設定ファイルパスが正しいか確認
- uvxがインストールされているか確認
Claudeが操作を拒否する場合
一部の操作はセキュリティ上の理由で制限される可能性がある。その場合は手動で行うか、より具体的な指示を試す。
まとめ
BlenderMCPは、3Dモデリングの敷居を大幅に下げてくれるツール。Blenderの操作を覚えなくても、自然言語で3Dシーンを作れる。
プロトタイピングや簡単な3Dアセット作成には十分使えそう。複雑なモデリングにはまだ手動操作が必要だろうけど、今後の発展が楽しみ。