技術
約3分で読めます
Steam DLC・サウンドトラック・バンドル追加ガイド
ゲーム本体をリリースした後、DLCやサウンドトラック、バンドルを追加する手順。
DLCの作成
手順
- 本体ゲームの「関連パッケージ & DLC」から「新しいDLCを追加」
- DLCの名前、価格を設定
- ストアページを作成(スクリーンショット、説明文)
- 本体側のSteamPipeでビルドをアップロード
デポ設定(重要)
DLCのビルドは本体ゲームのSteamPipeからアップロードする。
- 本体ゲームの「Steamworks設定」→「SteamPipe」→「デポ」を開く
- 「デポの作成と追加」から「新しいデポを追加」
- DLCとの紐づけダイアログが出るので、DLCのApp IDを選択(ダイアログが出ない場合は何かミスっている)
- デポの構成に追加される(「DLC用:○○」と表示される)
- DLCパッケージにもデポを追加(これを忘れるとDLCを購入してもファイルがダウンロードされない)
- 設定が正しければ、デポ画面にDLC用のアップロードフォームが表示される
- そこからビルドをアップロード
3でダイアログが出ない、または6でフォームが表示されない場合は設定ミス。
補足: デフォルトではDLCデポは本体側で一括管理される。DLC側の管理画面で「DLCデポを別々に管理」を有効化すると、DLC側からもデポ管理・アップロードができるようになる。ここが混乱しやすいポイント。
正しく設定できると、ビルド一覧で本体デポとDLCデポが一つのビルドにまとまって表示される。「含まれるデポ」欄に本体とDLC両方のデポIDが並んでいればOK。
なお、パッケージ詳細画面ではDLCパッケージが「1 app」のみでデポ表示なしになり、DLC側のアプリ管理画面でも「デポがない」という警告が出るが、本体側で管理されているので問題ない。ここで焦って余計な設定をいじると事故る。(このUXはひどいと思う)
DLCストアページに必要なもの
- スクリーンショット4〜5枚程度(内容のサンプル)
- 説明文(収録内容、ページ数など)
- ヘッダー画像(本体とはサイズが異なる場合あり)
サウンドトラックの作成
DLCとの違い
| 種類 | 用途 |
|---|---|
| DLC | ゲーム内コンテンツ(追加ステージ、アイテムなど) |
| サウンドトラック | 音楽ファイル専用(mp3などをライブラリに追加) |
サウンドトラックの特徴
- Steamミュージックプレイヤーで再生できる
- ゲーム本体とは別に、音楽ライブラリに表示される
- ストアページも音楽専用のレイアウトになる
作成場所
「関連パッケージ & DLC」→「サウンドトラックを追加」
バンドル(まとめ売り)の設定
パッケージの自動生成
- ゲーム本体をリリース → 本体のみのパッケージが自動生成
- DLCやサントラを追加 → それ単体のパッケージが自動生成
バンドル価格の設定
Steamworks → アプリ管理 → ストアプレゼンス & マーケティング → 「バンドル」
ここで:
- 既存のパッケージ(本体、サントラ)を組み合わせたバンドルを作成
- バンドル価格(割引価格)を設定
構成例
- ばら売り:ゲームのみ - $10
- ばら売り:サントラのみ - $5
- まとめ売り:ゲーム+サントラ バンドル - $13(10%オフ相当)
グラフィックアセット
参考リンク
DLCのアセット
- 本体ゲームとは一部サイズが異なる
- 実際の管理画面で必要サイズが表示される
- ヘッダーカプセル画像は本体と別サイズの場合あり
審査について
| 操作 | 審査 |
|---|---|
| 初回リリース | あり(数日) |
| ビルドアップデート | なし(即時公開) |
| DLC/サントラ追加 | あり |
DLCやサントラの新規追加は審査がある。ストアページの内容やアセットがチェックされる。