SQLite偽CVE6件、MITRE却下から3週間近く経ってもGitHub Advisory DatabaseはCritical/High表示のまま
目次
TL;DR
前提 SQLiteに対するCVE6件はAI生成とみられる捏造と判明し、MITREが2026年7月31日に一括却下、NVDもRejectedになった(前回の記事)
確認したこと 8月17日にGitHub Advisory Database APIで6件を直接確認すると、いずれも公開当初(7月27〜28日)のCVSSスコアとCritical/High表示のまま。6件ともtypeはunreviewedで、withdrawn_atはすべてnull
放置の理由 unreviewedはNVDフィードからの自動取り込み区分で、GitHubのアナリスト審査を経ていない。8月17日時点で、MITREの却下後に6件とも更新されていなかった
実害の範囲 unreviewedはDependabotアラートを生成しないため、この6件を起点にしたDependabotのセキュリティ更新PRは発生しない。ただしGitHub Advisory Database APIを直接参照するSCAツールや脆弱性スキャナーからは、今もCritical/High表示がそのまま読み取れる
MITREがSQLiteの捏造CVE6件を却下してから3週間近く経った2026年8月17日、GitHub Advisory Database APIで6件を直接確認すると、いずれも公開当初のCVSSスコアとCritical/High表示のままだった。
JFrog Security Researchが2026年7月30日に捏造と暴き、MITREが7月31日に一括却下、NVDのレコードもRejectedになった経緯は前回の記事で書いた。
この却下処理はMITREとNVD側の作業で、そこから情報を取り込む側の他のデータベースがどう動いたかは別問題として残っていた。
GitHub Advisory Databaseは6件とも公開当初のまま
GitHub CLIのgh api /advisories?cve_id=<CVE番号>で6件それぞれを取得すると、いずれもtypeはunreviewedのままだった。
| CVE | GHSA | severity | CVSS | 最終更新 |
|---|---|---|---|---|
| CVE-2026-51302 | GHSA-vrg3-8p22-cwh8 | critical | 9.8 | 2026-07-28 |
| CVE-2026-51303 | GHSA-ccgc-4g65-v672 | critical | 9.8 | 2026-07-27 |
| CVE-2026-51300 | GHSA-7jmj-jm53-q38q | critical | 9.1 | 2026-07-28 |
| CVE-2026-51297 | GHSA-jwwq-j3wf-76qr | high | 8.8 | 2026-07-27 |
| CVE-2026-51296 | GHSA-5hvg-wjm2-j333 | high | 7.5 | 2026-07-28 |
| CVE-2026-51304 | GHSA-w2f6-h8v8-pw69 | high | 7.5 | 2026-07-27 |
withdrawn_atはすべてnull。
MITREとNVDが却下した7月31日以降、6件のレコードは1件も更新されていない。
unreviewedはGitHubの審査を経ていない
unreviewedはGitHubの用語で、NVDのフィードから自動的に取り込まれただけの区分を指す。
GitHubのセキュリティアナリストによる審査を経ておらず、Dependabotのアラートを生成する対象にもならない。
つまりこの6件を起点にしたDependabotのセキュリティ更新PRは発生しない。
一方で、GitHub Advisory DatabaseはAPI・Web UIとも公開されている。
ここを直接参照するSCA(ソフトウェア構成分析)ツールや脆弱性スキャナーにとっては、unreviewedかどうかに関わらずCVSS9.8やCriticalという表示自体が読み取れる状態が続いている。
却下から3週間近く、更新は確認できなかった
NVDのレコードがRejectedになった後も、8月17日時点でGitHub Advisory Database側の6件に更新は1件もなかった。
少なくとも、この確認範囲では即時反映は起きていない。