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Claude Code Tips完全ガイド - 初心者向け実践テクニック

Claude Codeを使い始めると、最初はシンプルなIDE統合として捉えがちだ。
だが実際には、細かいテクニックの積み重ねで、開発速度と効率が劇的に変わる。
GitHubのリポジトリ「ykdojo/claude-code-tips」には44個のテクニックが集約されている。
今回はそこから気になる今すぐ実践できる10個を選んで、具体的な実装方法を紹介する。

1. スラッシュコマンドの習得

Claude Codeには入力欄の先頭に / を付けることで実行できるコマンドがある。基本的な機能を素早くアクセスできるショートカットだ。

主なコマンド

コマンド用途
/usageトークン使用量を表示今の会話でどれくらい使った?
/clear会話履歴をクリア新しい話題に切り替える
/mcpMCP(Model Context Protocol)サーバーを管理Playwrightなど外部ツール追加
/statsセッション統計を表示生産性の可視化

活用シーン

/usage
→ 「このセッションで12,000トークン使用済み」と表示

長い会話を続けていると、コンテキストがいっぱいになる。/usage で今の状態を把握し、必要に応じて /clear で会話をリセットする。これだけで次のセッションに引き継ぐタイミングが明確になる。

HUDプラグインで常時表示

毎回 /usage を打つのが面倒なら、HUDプラグインでトークン使用量を常時表示できる。

プラグイン特徴リポジトリ
Claude HUDステータスラインにリアルタイム表示。コンテキスト健全性、ツール活動、TODO進捗も見えるjarrodwatts/claude-hud
ccusageトークン使用量の詳細分析。日次・月次・セッション単位で追跡、コスト計算も可能ryoppippi/ccusage

Claude HUD はターミナル下部に常駐するタイプ。ccusage は分析特化で、後から使用量を振り返りたいときに便利。

Tips: /clear の後も会話履歴は ~/.claude/ に保存されている。削除されるのはClaude Codeのコンテキストだけなので、後から検索可能。

2. コンテキスト管理の工夫

AI のコンテキストは「新鮮」「凝縮」された状態が最良。ずっと同じ会話を続けるより、適切なタイミングで会話を切ることが重要だ。

会話を分割するタイミング

  • タスク完了後(ファイル作成、バグ修正など)
  • 新しい機能に切り替える時
  • /usage で70%を超えた時
  • 異なるプロジェクトに移行する時

区切り方

現在の会話: ユーザー認証機能の実装

完了後:
→ 新規会話を開始して「ダッシュボード画面の実装」に移行
→ 必要に応じて前の会話のURLを参照

長い開発では複数の会話を並行管理することになる。会話ごとにURLがつくので、ブラウザの履歴やメモアプリで管理すると、どの会話がどのタスクだったか追跡しやすい。

関連記事: CLAUDE.mdが肥大化して困ってる人のためのトークン管理ガイドClaude Codeセッション管理、どうしてる?

3. ターミナルエイリアスの設定

毎回 claudeclaude --profile production と長く入力するのは効率が悪い。シェルのエイリアス機能でショートカットを作成する。

設定例(bash/zsh)

# ~/.bashrc または ~/.zshrc に追加

# Claude Code の起動
alias c='claude'

# Chrome統合(Playwright)を使う場合
alias ch='claude --mcp playwright'

# 特定プロジェクト向けプロファイル
alias work='claude --profile work'
alias personal='claude --profile personal'

反映と確認

source ~/.bashrc
# または
source ~/.zshrc

# 確認
alias c
# → c='claude' と表示

毎日何十回も入力するコマンドなら、1文字ショートカットで秒単位の削減が積もり積もって数時間分になる。ターミナルをよく使う開発者こそ、こういった細かい最適化が大切。

おまけ:ターミナルのフォント

ターミナルのフォントには x14y24pxHeadUpDaisy を使っている。HUD風のピクセルフォントで、結構かわいい。日本語対応で商用利用も無料。

4. 大きな問題を小さく分割する

複雑なタスクを一度に Claude に任せるより、小さなサブタスクに分割してステップバイステップで進める。AI は段階的な指示のほうが精度が高い。

分割の例

❌ 「ユーザー認証機能を全て実装して」
  → 範囲が広い、何度もやり直す可能性

✅ 「まずユーザー登録のバリデーションロジックを書いて」

✅ 「次にパスワードハッシュ化のテストケースを追加」

✅ 「最後にエラー処理を統合」

確認チェックリスト

  • タスクが完了判定できるか(曖昧さはないか)
  • 1つのファイルまたは機能に絞られているか
  • テストが書ける範囲か

複雑なバグ修正や大型機能も、分割することでやり直しの回数が減り、最終的には高速になる。

ただし将来的には、「一気通貫で全部やって」が実現するかもしれない。Ralph Wiggumで一晩テストを自動実行するで書いたプラグインを使えば延々と動かすことも可能だし、Codex CLI 5.2あたりが出てくれば任せっぱなしでいけるんじゃないかと思っている。

5. Git・GitHub CLIの活用

Claude Codeからの指示で Git コミット、ブランチ作成、PR作成まで自動化できる。手動でターミナルで実行するより、AIに任せたほうが一貫性がある。

よくある指示パターン

以下のファイルを変更しました。コミットして PR を作成してください:
- src/auth.ts
- tests/auth.test.ts

PR タイトル: "Add password validation logic"

Claude が自動的に以下を実行:

git add src/auth.ts tests/auth.test.ts
git commit -m "Add password validation logic"
git push origin feature/auth
# → GitHub上で PR が作成される

Tips: PR作成時はdescriptionを含めるよう Claude に指示すると、レビューが円滑になる。

6. 完全な書き込み・テストサイクル

コードを書いただけでは意味がない。テストが実行でき、ビルドが通ることを Claude 自身で確認させる。

サイクル例

1. ファイルを書き込む(Edit/Write ツール)

2. テストを実行する(Bash: `npm test`)

3. テスト失敗時は分析して修正

4. すべてのテストが緑になったら完了

Claude に自律的に試行錯誤させるには、検証可能な出力が必須。単にファイルを作るのではなく、その場で動作確認まで行わせる。

7. 会話履歴の検索

~/.claude/ に保存された過去の会話は Bash コマンドや Claude Code 自体で検索できる。同じ問題を何度も解く必要がない。

検索方法

# ローカルで過去の会話を検索
grep -r "特定キーワード" ~/.claude/

# 例:Docker設定の記事
grep -r "docker-compose" ~/.claude/

Claude Code 内での検索

Claude Code の UI から過去の会話を一覧・検索できるオプションもある(バージョン依存)。頻繁に参照する設定は、CLAUDE.md に記録しておくと、全プロジェクトで共有可能。

8. CLAUDE.md による個人ワークフロー化

プロジェクトルートに CLAUDE.md を配置すると、そのプロジェクト専用の指示を Claude に与えられる。個人ブログでいえば「記事作成時は日本語で、テクノロジー系は丁寧語なし」といったルールを一度書いたら、毎回繰り返さない。

CLAUDE.md の構成例

# 命名規則
- コンポーネント: PascalCase
- 関数: camelCase
- ファイル: kebab-case

# 文体ルール
- tech: 丁寧語なし、簡潔体
- diary: 一人称は「わたし」

# ビルドコマンド
pnpm build

Claude は自動的にこれを読み込んで、指示を従う。プロジェクトごとに異なるスタイルガイドがあっても、CLAUDE.md があれば一貫性を保ちやすい。

関連記事: このサイトのCLAUDE.mdを半分以下に削減した方法CLAUDE.mdを分離しても読まれない問題をGitHub機能で解決した

9. ワークフローへの投資

Claude Code を使い続けるなら、カスタムツール、スクリプト、テンプレートに時間をかけるのは ROI が高い。これを「ワークフローへの投資」と呼ぶ。

投資例

項目効果
テンプレート整備記事作成がテンプレから1分で開始articles/tech.md テンプレ
カスタムスクリプト定期タスク自動化scripts/generate-sitemap.sh
CLAUDE.md の整備毎回の指示が不要プロジェクト固有の規則記述
別会話の蓄積知見の再利用Docker設定の過去会話参照

1回目は手作業、2回目は Claude 活用、3回目以降は自動化という流れで、段階的に効率を上げていく。

10. 未知の問題への積極性

「わかりませんが、試してみます」という姿勢が重要。Claude を言い訳にせず、試行錯誤を重ねる。

心構え

  • 部分的な理解で OK - 全部わかるまで待つな
  • エラーメッセージを読む - Google や Claude に聞く前に自分で解析
  • 反復的に修正 - 1回で完璧を求めない
  • 実装→検証→改善のサイクルを回す

複雑なライブラリ設定やビルド問題は、ドキュメントだけでは解決しない。Claude と一緒に試行錯誤すると、深い理解が得られる。


トラブルシューティング

スラッシュコマンドが反応しない

Claude Code の UI が古い可能性。最新版に更新する。

claude --version

エイリアスが反応しない

シェルを再起動するか、source ~/.bashrc で設定を再読み込み。zsh を使っている場合は ~/.zshrc を編集。

CLAUDE.md が読み込まれていない

ファイル名を確認。大文字と小文字が正確か、またはプロジェクトルート直下にあるか確認する。

会話履歴が見つからない

~/.claude/ は隠しディレクトリ。Finder や Explorer で表示を有効化する。

# macOS で表示
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE

# Linux で確認
ls -la ~/.claude/

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参考リンク