planning-with-files: Manus風プラン管理をClaude Codeに導入するスキル
othmanadi/planning-with-filesというリポジトリがGitHubで12,500スター超えでバズっていたので調べた。
何をするスキルか
Claude CodeやCursor、Gemini CLIなどのAIコーディングツールに、Manus風のファイルベースプラン管理を導入するスキル。
コアコンセプトはファイルシステムを拡張メモリとして使うというもの。
- コンテキストウィンドウ = RAM(揮発性、有限)
- ファイルシステム = ディスク(永続、無制限)
複雑なタスクに取り組む際、3つのMarkdownファイルを作成・更新し続ける。
| ファイル | 役割 |
|---|---|
task_plan.md | タスクの計画・ゴール・フェーズ管理 |
findings.md | 調査で分かったことの記録 |
progress.md | 進捗・エラー・状態の追跡 |
Claude Code標準のPlan Modeとの違い
Claude Codeには標準でPlan Modeが搭載されている。Shift+Tabで切り替えるか、claude --permission-mode planで起動する。読み取り専用でコードベースを分析し、プランファイルを生成する機能。
では何が違うのか。
| Claude Code標準 Plan Mode | planning-with-files | |
|---|---|---|
| ファイル数 | 1つ | 3つに分離 |
| 構成 | 単一プラン | 計画 + 調査メモ + 進捗 |
| 運用ルール | 特になし | 厳密なプロトコルあり |
| セッション引き継ぎ | 手動で読み直し | catchupスクリプト付き |
| 導入方法 | settings.json | CLAUDE.mdにスキルとして記述 |
本質的には同じコンセプトだが、planning-with-filesは運用ルールをガチガチに固めている点が違う。
運用ルール
planning-with-filesが定義している主要ルール。
- Create Plan First — 複雑なタスクは必ず計画ファイルを先に作る
- 2アクションルール — 2回の検索/閲覧操作ごとにfindingsに保存
- Read Before Deciding — 判断前に計画ファイルを読み直す
- Update After Acting — 各フェーズ完了後にステータス更新
- Document All Errors — エラーは全て記録
- 3-Strike Error Protocol — 3回失敗したらユーザーにエスカレーション
特に「2アクションルール」は、コンテキストが飛んでも復帰できるようにするための安全策として機能する。
5-Question Reboot Test
セッション再開時や長時間作業後に、以下の5つの質問に答えられるかをチェックする。
- Where am I?(今どこにいる?)
- Where am I going?(どこに向かっている?)
- What’s the goal?(ゴールは何?)
- What have I learned?(何を学んだ?)
- What have I done?(何をした?)
これらに答えられない場合、計画ファイルを読み直して状態を復元する。
所感
やっていることはClaude CodeのTodoWriteツールに近い。ただしファイルベースにすることでセッションをまたいだ永続性を実現している点が違う。
Claude Code標準のPlan Modeでも、自分でルールを決めて運用すれば同じことはできる。planning-with-filesはそのルールをパッケージ化しているだけとも言える。
長期的・複雑なタスクでセッション間の引き継ぎが頻繁に必要な場合には、このパターンを参考にする価値はありそう。逆に、1セッションで完結するタスクがほとんどなら、標準のPlan ModeやTodoWriteで十分。